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ネタバレあり!家族の復讐を描いた衝撃作「ミスミソウ」が見られる動画サイト

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ミスミソウのストーリー、こういう所が見どころ、こいうところが人気

東京から田舎へ転校してきた野咲春花。
春花は、転校先の学校で壮絶ないじめを受けていた。
唯一の味方は、一緒に転校してきた相場晄。
春花は、晄の存在を支えにして、いじめにも必死に耐えてきたがいじめは更に過激さを増していく。
あある日、春花の家が燃やされてしまい、妹は大やけどを負い両親は焼死してしまった・・・

若手女優の山田杏奈が映画初主演にして残酷な復讐に手を染める女子高生という難しい役に体当たりで挑んでいます。
静かに狂気を孕んだ演技、雪が降り真っ白に染まった町に広がる真っ赤な血が、静寂な恐怖を誘います。

人気漫画家の押切蓮介の代表作「ミスミソウ」を実写化した今作品は、予告編の映像だけで既にトラウマレベル!と大変話題を呼んだ作品です。

上映日:2018年4月7日

出演者

山田杏奈
清水尋也
大谷凜香
森田亜紀
大塚れな

ネタバレ・あらすじや感想、制作裏話

北国の過疎の小さな町「大津馬村」。
この町は、人口が少ないこともあり「よそ者」を阻害する風潮が未だにあり、その舞台は中学校でした。
大津馬町は、冬になると積雪量がかなり多く、人の背丈よりも雪が積もるため、雪かきが間に合わないため何もかもを雪が覆いつくしてしまうため、もし死体が出てきたとしても雪に埋もれて隠れてしまうほど雪深い町でした。

主人公の野咲春花(のざきはるか)は、中学3年生の女の子。
父親の転勤で東京からこの中学校へと転校してきました。
東京から引っ越してきた”よそ者”ということもあってか、春花はクラスでいじめられることに。

下校の時、春花の靴箱にあるはずの靴がありません。
同級生の相場晄(あいばみつる)が、春花の靴がないことを気遣うものの、してあげられることがなかったためそのまま立ち去っていきました。
帰り道、春花をいじめている女子生徒たちが目の前に立ちはだかります。
春花は、学校の裏手の山にある巨大なゴミ溜めの穴のあるところへ呼び出されました。
山を少しだけ切り開き、ゴミを捨てるだめに掘られたこの穴は、広くて深さは2mほど。
いじめっこの女子生徒たちは、春花の目の前でゴミ溜めに春花の靴を捨てました。
春花は、穴に降りて靴を取りに行きますが、泥に足を取られてしまい滑り落ち泥だらけに。

その様子を見たいじめっこ達は笑いながら「東京帰れ」と言いました。

春花をいじめているのは、女子生徒4人、男子生徒3人。
その中でリーダー格なのが小黒妙子(おぐろたえこ)でした。
妙子は、クラスの中でも女王様的な存在で人を従わせるオーラを持っているせいか、みんな妙子にこびていました。
一方、男子生徒は、妙子と仲がいい久賀秀利(くがひでとし)が中心となっていますが、実は秀利は妙子に片想いをしていることもあり、妙子の気を惹きたいがために春花をいじめていたのでした。
(ゴミ野郎ですね。)

やがて、泥まみれのまま家に帰った春花。
その姿を見た両親と小学生の妹の祥子はとても心配しました。
父・和生は、学校でいじめがあると確信し、学校へ文句を言いに行きましたが、担任の女教師・南京子(みなみきょうこ)は、

「それがなぜ、うちの生徒がいじめてることになるんですか?」

と、平然と答えるだけでした。
おまけに、廃校まで間がないことを挙げ、事を荒立てるのは止めて欲しいと担任の南は和生に文句を言う始末。

過疎化が進み、今年の中学3年生の卒業を待って、この中学校は廃校になる予定で卒業まであと2ヶ月。
今は1月、在学中の生徒は、転校生の春花と晄以外は全員、昔からの幼馴染。

担任の南がいじめの事実を認めず苦情を受け入れないと判断した和生は、学校から帰る途中、階段に差し掛かったところで背後から蹴られます。
蹴った靴の裏には画鋲が仕込まれており、和生の背中には無数の穴が。
これを知った和生は、かなり悪質ないじめが行われていることを改めて確信しました。

一方、春花へのいじめはエスカレートするばかり。
教室の机にはカラスの死骸が入れられており、机には、

「カエレ 死ネ」

と刻まれていました。
担任の南は、いじめの現場を見ていましたが、見ないフリをしました。
とはいえ、担任の南は気づいていない訳がなく、むしろ険悪な雰囲気には既に気付いており、そのストレスのせいで授業中に廊下に出て嘔吐することが頻繁にありました。
その光景はよくあるため、生徒たちからは「ゲロ教師」と呼ばれていました。

春花が家に帰ると、父親の和生は春花に、

「あの学校にはもう行くな。卒業まで家でゆっくりしていなさい。」

と言われました。
その直後、偶然のタイミングで春花は熱を出して学校を休みました。
春花が欠席して3日が過ぎた頃、いじめの標的が春花から佐山流美(さやまるみ)へと移ろうとしていました。
実は、春花が転校してくるまでは流美がいじめられていたのです。
妙子たちは、流美に、

「いじめられたくなければ春花の家へ行って学校へ来るように説得しろ」

と命令しました。
流美は、言われた通りに春花の家を訪ねました。
そこで流美は、春花が本当に熱を出して休んでいることを知りました。
しかし、妙子に命令されて焦っていた流美は、春花の家を訪ねた祥子として春花からCDを借りました。
また、それだけでは証拠としては薄いと思ったのか、春花の写真を携帯で撮ろうとしましたが、春花はそれを拒否しました。

流美は春花に「学校へ来て欲しい」と言いますが、春花は「もう学校へは行かない」といいます。
春花が学校に来なければ自分がいじめの標的になってしまう流美は、とにかく必死になり春花にすがりつきましたが、この説得は失敗に終わりました。

そして再び、いじめの矛先が流美に向き、教室のロッカーに閉じ込めらてしまいます。
流美はいつの間にか、いじめられながら「春花のせいだ」と逆恨みするようになり、やがて春花に対して憎しみの感情が湧いてしまいました。

春花が、妹の祥子と遊んでいた時、カメラでミスミソウを撮影している晄と出会いました。
晄は春花にミスミソウの説明をすると、

「春になるとこの辺はミスミソウでいっぱいになる」

と、言いました。
妹の祥子が晄にねだり、春花と祥子は晄に写真を撮ってもらいました。
晄はこれまで、人物写真を撮ったことがなかったことから、少し照れながらカメラのシャッターを切りました。
これをきっかけに、春花と晄は親しくなっていきました。

一方、流美は教室で髪をはさみで乱暴に切られていました。
そんな酷いことをされてもヘラヘラと笑っていた流美ですが、そのうち、

「ぶっ殺したい、死んで欲しい。」

と春花のことを口にし始めました。
春花は晄と一緒に、撮影がてら町の観光へと出掛けました。
出掛ける前に、妹の祥子が春花に手作りのペンダントをプレゼントしてくれました。
ペンダントトップには、レジンで作った三つ葉のクローバーが入っている可愛らしいものでした。
証拠は、本当は四つ葉のクローバーを入れたかったという祥子に春花は、

「春になったら一緒に見に行こう。」

と笑顔で約束し、晄と出掛けて楽しい時間を過ごしていました。
その帰り道、春花と晄は、様子がおかしい加藤理佐子(かとうりさこ)と三島ゆり(みしまゆり)と会います。
理佐子とゆりは、春花の姿を見るなり必要以上に怯えた様子でそそくさとその場を去っていきました。
その姿に違和感を感じた春花でしたが、その瞬間、向こうの方に火の手が上がっていることに気付き急いで火元の方へと走っていきました。

火元へ辿り着くと、そこは春花の家でした。
燃え盛る家に飛び込もうとする春花を止めた晄は、春花の代わりに家の中へ飛び込んでいきました。
暫くすると、全身に大やけどを負った妹の祥子を抱えた晄が命からがら出てきました。
消防隊員が駆け付けると、「まだ息がある」と言いました。
春花の両親は焼死、妹の祥子は全身やけどで意識不明の重体。
春花は、祖父の満雄から、父の和夫が妹の祥子をかばうようにして倒れていたことを聞きました。
両親と家を失った春花は、訃報を聞き駆け付けた祖父の満雄の家に身を寄せることになりました。

学校では、微妙に立場が変わっていました。
これまでいじめられていた流美が、やけに堂々としているのです。
実は、春花の家は放火で焼けてしまい、その首謀者は流美でした。
流美は、その手柄を妙子に話そうとして机の上に手を置きましたが、それに気分を害した妙子は流美の手にシャーペンを突き刺し一言、「触るな」と言いました。

やがて担任の南は、放課後に流美を呼び出し、卒業までは妙子に近づかないよう忠告します。
自分よりも妙子のことを重視する担任の発言を聞いた流美は、先生にとっての妙子は何かと質問すると、担任の南は、

「友達よ」

と笑顔で答えるのでした。
一方、男子生徒のいじめっこである間宮祐明(まみやひろあき)は、ボウガンが趣味。
また、池川努(いけかわつとむ)は、エアガンの改造が趣味でした。
努は、春花の母親が燃えるのを見て心が躍ったと祐明に話しました。

春花をいじめているいじめっ子たちにも、それぞれ家の事情があるようです。
妙子は、中学卒業後に上京して将来は美容師になりたいという夢がありましたが、頑固な父親によって一喝され反対されてしまいます。
橘吉絵(たちばなよしえ)は、父親がアルコール中毒で、夜中であろうと吉絵に酒を買ってくるように命令していました。
また、元々のいじめられっこの流美は、母親が過保護であり、母親の愛情を受けつつも妙子に憧れており、自分の部屋で妙子の絵を描いていました。

雪の積もる季節。
春花は、放火の原因はいじめにあるのではと考え、敢えて学校へと投稿していきました。
春花の姿を見た晄は、慰めの言葉をかけますがそこで春花がストレスから来る失声症になってしまったことに気付きました。

放火したことが春花にバレているのではとまず焦ったのは吉絵でした。
吉絵は放課後、弱気になっている理佐子とゆりに、しっかりしろと言わんばかりに尻を叩きながら、春花を裏山のごみ溜めに呼び出しました。
吉絵は春花に、

「自殺してくんない?」

と言いました。
実は吉絵は、日常的に自殺を考えていたことを話しましたが、春花の母親が焼け死ぬところを見て、やっぱり死にたくないと思ったことを続けて話しました。
それを聞いた春花は、家族が殺されたことを確信しました。
画鋲で刺された春花は、ごみ溜めの泥の中に尻もちをついてしまいます。
しかし咄嗟に、手元にあった金属棒を吉絵の左目に突き刺しました。

春花は、自分のせいで家族が犠牲になったと知り、復讐の鬼へと化したのです。

やがて、鉄パイプを手にした春花は、さらに吉絵を何度も殴打し殺害。
次にナイフを手にして理佐子とゆりに近づいていきます。
それに怯えた理佐子は、

「違うの・・・久賀くんなの・・・」

と怯えながら言いますが、春花は容赦なく理佐子の手を切りつけました。
その間にゆりは逃げようとしましたが、その背後から鉄パイプを使って殴打します。
春花は、理佐子とゆりのことも何度も殴打し殺害しその場から立ち去りました。
こうして、吉絵、理佐子、ゆりの死体は、そのままごみ溜めに捨てられました。
ゴミ溜めは、普段から人が来ない場所であり、積雪もあったことから、3人の遺体が発見されることは、ありませんでした。

翌日、3人の女子生徒が行方不明であることから、中学校にパトカーがやってきました。
パトカーを見た久賀たちは、やましいことがあるため怯えていました。
その姿を見た晄は、春花の家の家事に久賀たち関係していることに気が付きました。
やがて久賀は強がりを見せるものの、怖気づいてそのまま早退していきました。

学校をさぼっている久賀の前に現れた春花。
久賀は、春花がいじめられっこだと侮って(あなどって)いたせいで、気付いた頃には腹にナイフが突き刺さっていました。
久賀は、痛みよりも驚きを見せましたが、驚きの表情を見せた久賀の顔にも、春花は容赦なくナイフを突き刺しました。
久賀は、崖から落ちてそのまま転落死しました。

やがて、雪がひどくなり学校が休校になりました。
春花を心配していた晄は、春花のいる祖父の家へと訪れました。
祖父の満雄は晄に、春花と祥子を連れて東京へ戻るつもりだと話しました。

一方、いじめっこ達が次々と失踪していることもあり、特に放火に関係した生徒たちは怯えながら毎日を過ごしていました。
怖くなった流美は、母親に一緒に寝てもいいか尋ね、布団を取りに自分の部屋へ戻ったところへ、間宮と池川から電話が掛かってきました。
春花が復讐をしている、やられる前に先に仕掛けると流美に伝えました。

春花は、祖父の満雄に妹の祥子のお見舞いに行くといって家を出ました。
その途中、ミスミソウを見つけた春花は、傘を差したまましゃがんで花を見つめていました。
その傘越しに、真宮がボウガンを構えて打ちましたが、的は外れました。
それで狙われていることに気付いた春花は、すぐに隠れました。

真宮と池川は、雪原の中で狩りをしているハンターのような気分になり、二手に分かれて春花を探します。
先に春花を見つけたのは、池川でした。
池川は、春花に馬乗りになりモデルガンを突き付けて脅しましたが、春花は持っていたペンチで鼻孔底(※鼻の穴と穴の間)を挟んでそのまま切断しました。

やがて真宮も春花を見つけ、ボウガンで狙いを定め矢を放ちました。
矢は命中したものの、それは春花ではなく池川の頭部でした。
脳を撃たれた池川は脳を損傷したためか、真宮めがけて疾走していきました。
それに驚いた真宮は、池川を突き飛ばしますが、それに気を取られた直後に春花にナイフで刺されました。
春花は、真宮と池川の死体もそのまま放置しますが、やがて死体の上に雪が積もり、醜い死体を雪が覆い隠していきました。

次々とクラスの生徒が失踪していることから、担任の南と教頭が警察に呼ばれました。
警察署の外に待ち構えていた保護者たちに対し、南は、

「異常なのはそっちでしょ!!」

と、罵声を浴びせるのでした。
やがて帰宅した春花の様子がおかしいことに気づいた祖父の満雄。
しかし、かける言葉がありませんでした。
春花の着ているコートに、僅かですが血がついていることに満雄は気づきましたが、敢えて沈黙しました。

春花のところへ訪れた晄は、

「会いたかった」

と言います。
失声症のせいで話すことが出来ない春花は、もどかしさから唇をぎゅっと噛みしめていましたが、その様子を見た晄は、優しく春花を抱きしめて、

「俺が野咲を守るから」

と言います。
その時、春花が晄の名前を呼びます。
失声症が治ったのです。
それを一緒に喜んだ晄は、春花にキスをするのでした。
その夜、晄は家に帰ると祖母に、中学を卒業したら上京して昼間は働き夜は東京の夜間学校
に通うと告げ、「一緒に暮らしたい人がいる」と話しました。

一方、クラスメイト達の失踪に心当たりのある流美は、ごみ溜めに行くと、吉絵たちの死体を見つけました。
流美は、妙子に電話をしますが妙子は電話に出ません。

実は、放火は流美主導で行われていました。
いじめの矛先が再び自分に向いた流美は、春花のことを「ぶっ殺したい」と言った日、それを久賀が煽ったのです。

「そんな度胸ねえくせに。」
「やるなら協力する。」

と言ったのです。
流美は、春花の家に灯油の入ったポリタンクを持っていき、久賀たちはそれを見守りましたが、その光景を見た妙子は、途中で「くらだない」と思いそのまま帰っていたのです。
帰宅する妙子に流美は、結果を待ってくれと声をかけていました。
妙子は、放火には関与してはいないものの、止める訳でもなく、そのまま帰っていきました。

ふとその時のことを思い出した妙子は、しつこく掛かってくる流美からの電話に出ました。
流美は、吉絵たちの死体を見つけたと言いますが、妙子は、

「殺される筋合いはない」

と言い、そのまま電話を切りました。
やがて妙子は、バスに乗って春花の家へ行き、流美が春花から借りたCDを郵便受けに入れようとしますがやめてバス停へ戻ると、そこへ春花が戻ってきました。

雪を避けながらバス停で春花と妙子が静香に話はじめます。

実は、春花と妙子は元々は仲良しでした。
そもそも、春花が転校してきた時、一番最初に声をかけてくれたのが妙子だったのです。
春花と妙子はすぐに仲良くなり、妙子は「中学を卒業したら美容師になりたい」という将来の夢を話しました。
実は妙子は、春花のことが好きで、自分だけを見ていて欲しいと思っていたのです。
ところが、自分以外にも春花に想いを寄せる人物が・・・そう、晄です。
実は晄は、妙子の目の前で春花に告白していたのです。
春花を独占したい思いが憎悪に代わり、春花をいじめの対象にしたのでした。

春花は、妙子が放火に関係していないということに気付いていました。
静かに話を終えると、春花は別れ際に妙子に、

「胸を張って生きて」

と言いました。
辛くなった妙子は、春花にひざまずいて、

「私を・・・許して」

と言いました。
その後妙子は、春花と別れた後に清々しい気持ちで歩き始めました。
そこへ背後からナイフを持った流美が近づいてきて襲ってきました。
妙子も負けじと、ナイフで応戦しますが、流美は妙子の右手を何度も刺した後に胸にナイフを突き刺し、

「かっこいい妙ちゃん、好きだった。今は・・・ボロ雑巾にしか見えない」

といい、流美はその場を去っていきました。
妙子は、胸を刺されたものの致命傷ではなかったため、一命を取りとめていました。

晄は、春花に電話をかけます。
「一緒に東京へ行こう」と伝えますが、春花は、

「私はたぶん行けない。春になったら分かる。」

と言いました。
春花は、両親の復讐のためにいじめっこ達を殺害しているため、雪が解ければ警察に逮捕されることを頭に置いていましたが、晄は春花の言葉を「自分の愛情に応えてくれない」と誤解してしまい、そのまま受話器を叩きつけるのでした。

一見、穏やかに見えていた晄ですが、晄にもまた過去がありました。
晄の父親は、母親に暴力を振るうDV夫でした。
毎日のように父親に暴力を振るわれることに耐えられなくなった晄は、ある日、父親をカッターナイフで刺したのです。
それがきっかけとなり、父親は母親の元を去りました。
母親は、自分を助けてくれた晄を責めたことで、晄はいつしか、

「母は誰かに殴ってもらいたかったんだ」

と考えるようになっていました。
それ以来、出て行った父親に代わって晄が母親に暴力を振るうようになっており、耐えられなくなった母親は、晄を祖母の元へと送ったため、晄もこの場所へと転校してきたのでした。
祖母の元へやってきた晄でしたが、上京の旨を説得することが出来ず、祖母にも暴力を振るっていました。

晄に暴力を振るわれた祖母は、そこで初めて、普段は穏やかな晄に乱暴な面があることを知りました。
そんな祖母に対して晄は、

「好きな人のことになると俺、ダメだな。カッとなって訳がわからなくなっちゃう」

と言いました。
晄は、愛しいと感じる相手が自分の意に沿わない行動を取ると暴力を振るうようになっていたのです。
やがて晄は、春花の祖父・満雄から「春花と祥子を連れて東京へ戻る」と聞かされていたことから、春花が自分ではなく祖父を選んだと思い、

「(邪魔な祖父さえいなくなれば・・・)」

と考えるようになりました。
さて、妙子にナイフを突き刺した流美ですが、帰ってきてから自分の部屋にこもっていました。
母親が優しい言葉を掛けますが、流美はドアにナイフを刺して「入ってくるな」と言い放ちました。
流美の母親は、流美の変貌ぶりに驚いたものの「それでも流美ちゃんの味方だよ」と声をかけます。
その言葉に母親の愛情を感じた流美は、

「優しくするなよ」

と呟くのでした。

担任の南ですが、失踪した生徒たちの保護者が詰め寄っていました。
吉絵の父親は、南に対し「大津馬村中学出身だろう」と言い、中学時代に南がいじめに遭っていたことを指摘すると、南は逆上し、これまでの自分の思いを保護者たちにぶちまけました。

中学時代、担任の南もいじめられており、惨憺たる毎日を送っていたのです。
南は、もう一度あの頃に戻って人生をやり直したいと悔やんでいたことから、教師という立場でありながら【自分も同じクラスの仲間になった”つもり”】でいたのでした。
南は、生徒たちと無事に卒業を迎え学校が廃校になることで、自分の中学時代も報われると会考えてたのでした。
それを言い終えた南は、いつものようにストレスで嘔吐しました。
過剰に反応する南に思わず後ずさりする保護者たち。
南も同じように、保護者を避けようと後ずさりしそのまま車道に出たところで除雪車に轢かれて無残な形で即死したのでした。

その後、次第に春花の存在に怯え始めた流美は、春花の妹・祥子が入院している病室へ行くと灯油をまいて火をつけようとしましたが、その後ろには音もなく春花が立っており、何をしようとしているのか流美に質問しました。
流美は、手に持っていたライターを見せて春花を脅しますが、全身を包帯で巻かれた妹の祥子が起き上がる幻覚を見て、少し怯みました。

その直後、春花と流美は揉み合いになりますが、祥子の様態が急変。
アラームが鳴ったことに驚いた流美は、急いでその場から立ち去っていきました。

病室を後にした春花は、晄と会いました。
晄は、春花が病院にいると聞いて訪れたのです。
晄が春花と話をしようとすると病院内が騒がしくなり、やがて春花の元へ駆け寄ってきた看護師に、春花の祖父が病院に搬送されたことを知らされました。
春花は急いで祖父の元へと駆け付け、その姿を見た晄は病院を後にしました。

春花は、顔が血まみれになった祖父を見て驚きましたが、それを見ると同時に先ほど晄が、

「病院にいると聞いて」

と言っていた言葉を思い出し、祖父を襲った人物が晄であることに気が付きます。
春花は、病院を抜けて晄を追いかけ、追いついた晄に「手を見せて」と言います。
晄の手には血がついており、殴った時に出来た傷もあり、その傷については、昨日おばあちゃんを説得する際に出来た傷だと嘘をついていると、そこへ流美が現れ、

「お前さえいなきゃ・・・!」
(※春花が転校してこなければ妙子と仲良くやれたのに、という意味)

と言うと、春花に火事のことを詳しく話し始めました。

春花の家が火事に遭った日・・・。
妙子は、くだらないといって途中で帰ってしまいましたが、流美や他のメンバーは春花の家まで向かいます。
庭先に灯油を撒いて終わらせるつもりでしたが、その現場を見た春花の母親に流美がマッチで火をつけたのです。
春花の父親も家にいましたが、妹の祥子をかばってボウガンで撃たれ倒れてしまいました。
やがて流美は、証拠隠滅をするために、春花の家の中にも灯油を撒き、火をつけて逃げたのです。

話し終わると、流美がナイフで春花を刺しました。
それを見た晄は、持っていた荷物を放り投げて、流美を何度も殴りました。
晄は、流美をめちゃくちゃに殴った後、折った木の枝を流美の首に刺し殺害しました。
晄は春花に、

「もう大丈夫だよ」

と声をかけながら近寄りますが、春花の目は晄ではなく他のものを見ていました。
晄が放り投げたバッグの中から落ちたものの中に、燃える父親と祥子の写真があったのです。
これは恐らく、春花の代わりに燃えさかる家の中に飛び込み祥子を助ける際に晄が撮影したものでした。

晄は、

「祥子ちゃんを庇うお父さんの勇姿に感動して」

と訳の分からない言い訳をしますが、春花はナイフで晄を殺そうとします。
それに逆上した晄は、俺を殺そうとするなんて・・・と感じ、流美と同じように春花をめちゃくちゃに殴りました。
春花を殴り終えた後、ボロボロになった春花をカメラで撮ろうとしました。

春花の写真を撮る前、ミスミソウを見つけた晄。
晄は、ミスミソウを撮りながら、

「こおままじゃお前、ここで散ってしまう。俺と生きると約束してくれ。」

と春花に言いますが、春花はその時、自分が真宮と池川を殺した場所であることに気が付きました。
晄が春花にカメラを向けた瞬間、春花は手元に落ちていたボウガンを引き寄せ、晄めがけて矢を発射。
矢は、晄の持っていたカメラと眼球を貫き、晄は即死しました。

流美に刺された春花ですが、致命傷を負っており、晄にも殴られたことからよろよろと力なく歩いていました。
やがて、首にかけていた祥子がプレゼントしてくれたクローバーのペンダントを見ながら、春花はその場へ倒れ込み、雪の上でそのまま身体を丸くしていました。

身体を丸めた春花の上には、白い雪が積もっていきました。
ここで春花も死亡しました。

中学校の卒業式の日。
春花の事件に関与した者で生き残ったのは、妙子ひとりだけでした。
卒業式に出席した妙子は、以前、春花と仲良く過ごしていた頃を思い出しながら、いつまでも教室の窓辺に佇んでいるのでした・・・

ミスミソウの動画が視聴可能なオンデマンド配信サービス

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